京都新緑の庭特集
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新緑を歩くコース
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高雄の青もみじで新緑パワーをチャージ
栂尾(高山寺)・高雄(神護寺)・槙尾(西明寺)は「三尾(さんび)」と呼ばれ、古くから京都で屈指の紅葉の名所と謳われています。 それゆえに秋は大勢の人達で賑わいますが、おすすめなのは新緑の季節の青いもみじ。 人も少なく、大自然に抱かれて生命力に満ちた世界が広がっています。
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| 高雄の歩き方 三尾を回る順番としては、一番手前の神護寺を最後にすると、帰りのバス停が混みます。 高山寺の前には「栂ノ尾」のバス停があるので、 高雄(神護寺)→槙尾(西明寺)→栂尾(高山寺)と廻るのがおすすめです。 山道や長い石段を歩くので、歩きやすい靴で向かいましょう。 高雄に着きました! 「山城高雄」のバス停を降りると、目の前の山一面に三つ葉つつじが! なんだか迎え入れられているような、嬉しい気持ちになりますね。 そのまま、せせらぎの音に導かれるように石段を降りていきます。 ここでもう、辺りの空気が街中のものとは違うのが分かります。 緑の海に朱色の橋が映えて鮮やか。霧のようなミスト状の小雨が気持ちいい。 |
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![]() 高雄バス亭より望む |
![]() バス亭から階段を下りる |
![]() 朱色の橋が鮮やか |
| まずは神護寺へ。 門に向かって長い石段が続きます。 うーん、もう少し!少し息が切れました。 |
![]() 神護寺門前 |
![]() 長い石段 |
| 高雄山・神護寺 真言宗の古刹。もとは和気氏の氏寺。809年(大同4)から14年間空海(弘法大師)が住持、その後、荒廃したが、平安末期、文覚上人が再興しました。国宝の薬師如来像をはじめ平安、鎌倉時代の仏像、絵画、書跡などが多く残る。梵鐘(国宝)は日本三名鐘の一つ。紅葉の名所です。 春には寺宝の特別公開があります。 息を整えて入ると、市内ではもう散ってしまった枝垂れ桜が、ここでは満開に! 重厚な建築と桜のやわらかなピンク色とのコントラストは、古都の得意とする配色ですね。 山間のお寺なので、どうしても石段が多くなってしまいますが、清潔な印象の境内です。 「三絶の鐘」と呼ばれるここの梵鐘(国宝)は、日本三名鐘の一つに数えられています。 |
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![]() 枝垂れ満開 |
![]() 清潔な境内 |
![]() 三大鐘楼が中に |
ここは和気氏の氏寺という事で、和気清麻呂のお墓へと向かってみることにしました。 和気清麻呂は、奈良~平安時代に宮中に仕え、皇統の守護・平安京遷都・日本初の私立学校の設立に尽力した人物です。 神護寺の境内に祀られていましたが、現在は上京区にある護王神社へと移されました。 |
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![]() 地面の苔も鮮やかな新緑です。 |
![]() これが和気清麻呂のお墓。 |
彼が長岡京からこの地に新しい都を移す事を桓武天皇に進言し、以来平安京は千年も続く都となったのです。 人目につかない場所でひっそりと立つお墓は、周りの自然と一体化していますね。 もと来た林道を戻ります。 石と、枯れた落ち葉と、苔の緑の力強さ。 自然の循環は、千年もの間、何度となく繰り返されているのですね。 地蔵院に向かって起伏の激しい境内を進み、茶店で喉を潤した後は、厄払いのかわらけ投げに挑戦! 素焼きの小皿の様なかわらけを、錦雲峡に向かって思いっきり投げてもなかなか遠くへ飛ばなかったのに、茶店のおばちゃんのアドバイス通り(親指と人差し指でかわらけの手前と向こうを持ち、窪んでいる方を下にして、平行に投げるのがコツみたいです)にしてみると、きれいな曲線を描いて谷底に消えていきました。 再び歩を進めます。 812年に弘法大師空海によって灌頂伝授のために掘られたという閼伽井(あかい)。 辺りが薄暗かったので、ちょっとコワイ。 |
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![]() 苔の緑 |
![]() かわらけ投げ |
![]() 閼伽井 |
| 「灌頂」とは頭頂に水を灌ぎ、仏と縁を結ぶ密教の儀式の一つだそうです。 山寺ではよく見かけますが、こちらも湧き水なのでしょうか? 木々に囲まれた中で聞こえる水音は心地よいものですね。 |
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若々しい葉を茂らせる青いもみじの木。 秋には辺り一面が赤く色付くのだろうと思うと…また訪れたくなりました。 |
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神護寺への参道の途中で見かけた「硯石亭」で休憩することに。
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高雄 硯石亭 紅葉や多数の国宝で有名な神護寺の山門下にあり、春は新緑、秋は紅葉の景色を満喫できる茶店です。名物は『もみじ餅』。
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ここでしか食べられないという「もみじ餅」を迷わず注文。 一口サイズで食べやすく、自家製というこの餡の素朴な味わいが、疲れた体に嬉しいです。 高雄名物・もみじの天ぷらが付いた湯豆腐セット、ひやしあめ等の軽食や甘味も用意されています。 澄んだ空気を吸い、広~い座敷の上でくつろぎながら向こうに目をやると、贅沢なもみじのパノラマ。これは絶好の撮影ポイントになりそうです。 |
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| 槇尾山・西明寺 | ||
天長年間(824~834)空海の弟子智泉が開創。平等心王院ともいう。現在の伽藍は1700年(元禄13)桂昌院の帰依により再建。本尊釈迦如来像(重文)は高さ51センチの小像で、高山寺明恵上人の造顕と伝えられ、胎内に1047年(永承2)の墨書銘が印されている。脇陣に安置されている千手観音像(重文)は平安時代に彫られ、繊細な顔立ちをした立像である。真言宗。紅葉の名所。
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![]() 西明寺の石楠花 |
![]() 白い石楠花 |
![]() 新緑のもみじと竹林 |
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こちらは宝くじにも御利益のある、という噂を聞きました。 200円の小さなお守りを購入し、鐘をひと撞き。 今度宝くじを買ったら、御利益あるかな?? |
![]() 宝くじが当たる鐘? |
![]() お守り |
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西明寺の前に架かる指月橋は、紅葉と清流が美しい絶景ポイントだと、 地元の方が教えて下さいました。 | |
さて、いよいよ次は、世界遺産・鳥獣戯画の高山寺です!
| 栂尾山・高山寺 | ||
| 背の高い木々に囲まれた参道。晩秋の散り紅葉が美しい場所です。 国宝・鳥獣人物戯画で名高い石水院。 明恵上人の住居跡と伝えられていますが、さぞかし静かだったでしょうね。 |
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![]() 高山寺参道 |
![]() 石水院 |
![]() 石水院の池と石楠花 |
| 俳優の中山美穂さんがこちらでお茶のペットボトルのCM撮影をされた事はまだ記憶に新しいところですが、神護寺では水戸黄門、高雄から愛宕神社へと向かう途中の首無し地蔵でも、よく時代劇の撮影が行われているようです。 | ||
| あれ?こんな人里離れたところに小川治兵衞さんのお庭があるとは驚きです。 昭和6年に作られたというこの遺香庵庭園は、植治としては珍しく茶庭の形式を取っているそうです。非公開なのが残念。 | ![]() |
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| 高山寺の茶畑。ここには、栄西禅師が中国から持ち帰った茶種を明恵上人が植えたという日本最古の茶園の伝承があります。 明恵上人のお墓とされるものもあります。 金堂も、紅葉シーズンなら訪れる人もいるでしょうが、今の時期は人一人居ません。 |
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![]() 高山寺の茶畑 |
![]() 明恵上人のお墓 |
![]() 高山寺金堂 |
| 殆ど山と一体化していると言ってもよいくらいに広い境内。 聞こえるのは、歩きづめで少し上がった自分の息と、土を踏む足音だけです。 画像では十分に伝えられないのが残念ですが、ここには山寺でしか味わえない、荘厳な空気と霊気に満ちていました。 |
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散策中、降ったりやんだりを繰り返していた小雨でしたが、 水を得て再び息を吹き返したように瑞々しく広がる苔と、匂い立つ土の香りは、 自然というものが、私達を含む全ての生き物を包み込んで、新たなエネルギーを注ぎ込んでくれる神秘的な存在であることを教えてくれているような気がしました。 新緑の高雄。 京都の中心街からバス1本、1時間足らずで、静かな山里の風情と自然が味わえる避暑地です。 |
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