京都本山巡り・大徳寺編

京都本山めぐり
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瑞峯院
キリシタン大名として知られる大友宗麟が、徹岫宗九を開祖として創建しました。
本堂、表門創建当時のものでともに重要文化財になっています。方丈裏には、閑眠庭と呼ばれる庭園があり、重森三玲によって1961(昭和36)年に設計されたもので、枯山水の庭の石組が十字架のような形をしている様に見えます。独坐庭と言われる庭園は苔と石組で構成され枯山水の名園として知らています。
庭を眺めながら、抹茶の接待もあります。
瑞峯院
  • 拝観期間:団体の場合、法話希望の場合は電話、葉書にて要予約 平成待菴…拝観要予約(茶席安勝軒は通常公開)
  • 開基・開山:徹岫宗九(大友宗麟による 1535(天文4)年)
  • 重文:本堂、表門
  • その他の寺宝・建築等:庭園-「閑眠庭」重森三玲設計 「独坐庭」-枯山水 茶室 -「安勝軒」「餘慶庵」「平成待庵」
  • 拝観料:400円 抹茶400円
  • お問い合わせ:075-491-1454
  • アクセス:市バス206「大徳寺前」

「独坐庭」-枯山水
方丈に入ってすぐにお庭に目を奪われました。 他の塔頭とは違って、躍動感のある枯山水だと思いませんか? 池に潜るドラゴンに見えたのは私だけ・・・?

このお庭は、百丈禅師が「独坐大雄峰」と呼唱した禅語から名前が付いたといいます。
蓬莱山の山岳から半島になり、大海に絶え間なく荒波に、打ち寄せ揉まれながらも雄々 と独坐している、大自然の活動を表現。
奥にある茶室の前部分は入り海を現し、真逆に静かな風景を演出しています。

「この世で一番有り難く、貴いものは、神でも仏でもなく、めいめいが生きて、そこに坐っているという事実。」
見ていて落ち着く、というよりはむしろ、白砂と共に自分の身体の中で何かがうごめくようにそわそわしたのは、この庭が「生きる力」を現したものだからかもしれません。「何か、パワーが欲しい」という人には、ぜひともこのお庭の前に坐る事をお試し下さい。

さて、お尻を向けてしまっていた方丈内へと向き直り、遅まきながら手を合わせます。
襖絵は、世界的な名山・朝鮮の金剛山を、延べ33間に及んで描いています。
こちらも、お庭と連動して大自然の雄大さをテーマにしているようです。

「独坐庭」枯山水 「独坐庭」枯山水 「独坐庭」枯山水 「独坐庭」枯山水 「独坐庭」枯山水

茶室「餘慶庵(よけいあん)」
まるで波打ち際に立つ庵のようですね。 *

茶室「安勝軒」「平成待庵」
宗麟の時代にも「安勝軒」という銘のものがあったそうですが、享保年間に廃され、その軒号をそのまま取っています。 「平成待庵」はその向こう。ちょっと見えないかもしれませんね。 利休の作と伝えられているオリジナルの待庵は、京都府乙訓郡大山崎町の妙喜禅庵にあります。
茶室「安勝軒」 茶室「安勝軒」 茶室「安勝軒」 茶室「安勝軒」

「閑眠庭」
名前の由来は、禅語の「閑眠高臥して青山に対す」から。
方丈前の「独坐庭」に比べると、穏やかな水の流れのようです。

開基の大友宗麟は、晩年にキリスト教を保護し、宣教師フランシスコ・ザビエルについて、洗礼を受けるなど、キリシタン大名として知られています。 以前より、この庭は禅寺のものでありながら十字架を模していると聞いていましたが・・・縦に4つ、横に3つの石の流れが十字を組み、万民の霊を弔っていたのですね。
分かりますか?ちょっと先へ進んでから眺めてみて下さい。
昭和を代表する作庭家・重森三玲による大胆な発想です。
で、パンフレットに「キリシタン灯篭を中心に」と書いてあったのですが、 十字の真ん中に当たる石を見ても、どうも灯篭には見えません。 お寺の方に伺ってみると、穏やかな口調で「蹲の隣にある灯篭の事です。」とのこと。 これですね!

更に色々と質問していると、窓口からわざわざ出てきて 「地中に埋まっているところに、マリア様が彫られているそうなんですが、まだ私も見た事がありません」と教えて下さいました。

この蹲も、現代建築にも合いそうなくらい、モダンですね。 想像力を働かせてみれば、市中に居ながらにして大自然に抱かれたような気分になれるお寺です。
「閑眠庭」 「閑眠庭」 「閑眠庭」 「閑眠庭」

一息
瑞峯院を出て、更に奥へ行くと大慈院の境内にある「泉仙」で精進料理を頂く事ができます。お店へと続く静かな道は、私達の心をニュートラルな状態にしてくれそう。
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