孟宗山

中国の親孝行の古事で、母の欲しがる筍を雪の中掘り当てた孟宗の姿をご神体としている。孟宗山の粽には親孝行のご利益があり、別名「笋山」とも呼ばれる。
装飾
人形は七条大仏師康朝左京の作といわれ、唐人衣装に蓑・笠をつけ左手に雪をかぶった筍、右手には鍬を肩にかついで立っている。
欄縁の彫金群鳥図の金具は幸野楳嶺の下絵、見送りはかって百唐子文の綴錦を用いていたが、昭和15年以来竹内栖鳳筆の白地墨画叢竹図のものが用いられている。
この地味な墨画の見送は、極彩色豊かな他の山鉾のなかにあって、かえって異彩をはなっている。<

  • 住所:中京区烏丸錦小路下る笋町
  • ご利益:親孝行
  • 山の重さ:0.54トン(巡行時。人、懸想品含む)
宵山
山鉾巡行