2021年も神輿渡御に代り「神霊渡御祭」が行われます。白馬に乗せた榊に祭神をうつし、四条御旅所まで行列が進みます。
2020年に続いて神輿の渡御を見送り、より代となる榊の「神籬(ひもろぎ)」を御旅所に運んで安置されました。
八坂神社の舞殿前で神輿から榊へ神霊をうつす神事が行われ、午後6時に神社南側の石鳥居前を出発。
神宝とともに神職や各神輿会の輿丁ら約50人が御旅所(四条通寺町東入ル)までの約1キロを歩き、御旅所では幕の内側で祭神が御幣(ごへい)にうつされました。
神幸祭(17日)
山鉾巡行を終えた夕方、中御座、西御座、東御座の三基の神輿が神幸祭の祭典のあと八坂神社境内をまわり、南楼門より出ます。そして祇園石段下で神輿渡御御出発式が行われます。三基が集結し威勢よく差し上げを行い、三基それぞれの所定の順路で氏子区域内を巡行します。
氏子地区を練り歩いた神輿は夜遅く御旅所に到着し、1週間奉安されます。
その間、八坂神社には神様がご不在ということになります。
神輿渡御出発式
中御座神輿 (三若神輿会)
- 素戔嗚尊(スサノヲノミコト)
- 屋根に鳳凰を頂く六角形の神輿
東御座神輿 (四若神輿会)
- 櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)
- 屋根に擬宝珠を頂く四角形の神輿
西御座神輿(錦神輿会)
- 八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)
- 屋根に鳳凰を頂く八角形の神輿
神輿洗 | 10日 18時の「奉告祭」終了後、神輿三基を舞殿に据えます。その内一基(中御座)を担ぎ、列の前後を松明で照らし、鴨川四条大橋の上まで行き、神輿を清める儀式を行ないます。午後8時30分頃八坂神社に戻り、17日の神輿渡御にそなえ三基の神輿を飾り付けます。 |
お迎提灯 | 10日 「神輿洗」の神輿を迎えるため、万灯会有志が、それぞれの提灯を立て行列を整え巡行します。 八坂神社清々館(16:30)-石段下-四条通西-河原町通北-市役所前(17:30-18:30 舞踊奉納)-寺町通南-御旅所-四条通東-円山公園-石段下にて神輿洗の神輿を迎える-東大路南-神幸道東-八坂神社(20:30)-能舞台にて舞踊奉納 |
久世稚児社参 | 13日14時 神幸祭、還幸祭で神輿の先導役を務める久世稚児が「社参の儀」をおこないます。久世稚児は馬の頭をかたどった神体「駒形」を胸にかけることから、駒形稚児とも呼ばれます。 |
神幸祭 | 17日 八坂神社正門より三基の神輿が出発し、18時過ぎに八坂神社西門石段下に集合。三基で一斉に行う差し上げは圧巻です。その後、それぞれの巡行ルートをとおり、四条寺町御旅所に向かいます。 |
宮本講社神宝奉持列 豊園御真榊行列 |
17日 神輿巡行と合わせて宮本講社神宝奉持列、豊園御真榊行列が巡行します。 |
無言参り | 17日~24日 年に一度、八坂神社から鴨川を渡り、四条寺町の御旅所に神様が行かれるのにあわせて、祇園の花街の芸妓さん・舞妓さんも同じく鴨川渡り、無言で7日7晩、御旅所に詣でると願いがかなうと伝えられています。 |
還幸祭 | 24日 御旅所から神様が八坂神社にお戻りになられる巡行です。 三基の神輿が17時頃から順に御旅所を出発し、17日の神幸祭とは違ったコースを取りながら、八坂神社に戻ります。 |
神輿洗 | 28日 10日の神輿洗と同じく神事が無事終了した神輿を清める儀式を行います。その後、神輿庫に収められます。 |
神輿洗い 10日
18時の「奉告祭」終了後、神輿三基を舞殿に据えます。その内一基(中御座)を担ぎ、列の前後を松明で照らし、鴨川四条大橋の上まで行き、神輿を清める儀式を行ないます。午後8時30分頃八坂神社に戻り、17日の神輿渡御にそなえ三基の神輿を飾り付けます。また28日の神輿洗では神社に戻ったあと、神輿庫に収められます。