正式には禅林寺といい、本尊の「みかえり阿弥陀」が名高く、左肩越しに振り返る珍しい姿。
東山の山麓に立ち並ぶ堂宇は回廊で結ばれ、臥龍廊からの眺望もすばらしい。
比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院。正式名は「真正極楽寺」。入母屋造りの本堂や三重塔が見どころです。真っ赤なモミジやカエデに黄金色のイチョウが入り交じる光景は壮観です。
法然上人が比叡山延暦寺を下り、草庵を結んだのが始まり。黒谷にあり「黒谷さん」の名で親しまれています。山門の前に赤い紅葉が観られるほか、庭園にも燃えるような紅葉がみられます。
臨済宗南禅寺派の総本山。高さ22mの三門は歌舞伎で石川五右衛門が「絶景かな」と大見得を切る舞台として有名です。三門の周辺の紅葉は艶やかに色づき、門の楼上に上がれば、目を見張る景色になります。
水路閣周辺の紅葉も見逃せません。
亀山天皇の離宮跡。出家して禅寺としたもので、南禅寺発祥の地と伝えられる。鎌倉時代末期の代表的な池泉回遊式庭園は周囲を樹木が取り囲む。
天授庵は南禅寺の塔頭の一つ。本堂の前庭(東庭)は、枯山水庭園で、幾何学的に配置された石畳を中心にして数個の石と白砂に青苔が美しい。また、書院南庭は、中央に池を配した回遊式庭園で、紅葉は、本堂前庭のモミジが美しく色づきます。
山県有朋の京の別荘で、庭園(名勝)は小川治兵衛の作で、疏水の水をとり入れ、三段の滝、池、芝生を配した池泉廻遊式庭園である。
国宝「御影堂」や大鐘楼、日本最大級の木造二重門である国宝「三門」、宮崎友禅ゆかりの庭園「友禅苑」などがライトアップされます。
1886年(明治19)開設の市最古の公園。八坂神社の東、東山を背に、回遊式日本庭園を中心に、料亭や茶店が散在、四季を問わず風情がある。桜の時期には京都一のにぎわい。紅葉はしっとりと散策できます。
青蓮院の飛地境内の将軍塚青龍殿は将軍塚一帯の山頂にあります。桓武天皇が都の鎮護のために、高さ2.5メートル程の将軍の像を土で作り、鎧甲を着せ鉄の弓矢を持たせ、太刀を帯させ、塚に埋めるよう命じられました。これが、この地を「将軍塚」と呼ぶ由来です。
京都の紅葉の穴場で大変美しい紅葉と京都市内を一望できるところで、展望台もあります。タクシーで将軍塚まで行く方法と円山公園の裏手の山道を上って行くこともできます。
※2024年のライトアップは中止
高台寺は北の政所が秀吉の菩提を弔うため開創され家康の援助のもと壮大な伽藍が築かれた。夜は華麗にライトアップされた紅葉が楽しめ、臥龍池に映る紅葉は神秘的です。
北政所ゆかりの高台寺の塔頭の一つ、圓徳院は秀吉の正室・北政所の伏見城、化粧殿(けわいでん)を移築したもの。境内にはお店の並ぶ広場もあり、お寺の静かさとは違い、心持ち賑やかです。
清水の舞台はあまりにも有名。舞台の上からは市街地も一望でき、紅葉の雲を見ているようです。成就院の庭園は江戸時代初期の模範的な借景式池泉観賞式庭園で、「月の庭」として国の「名勝」に指定されています。
建礼門院落飾の寺として有名な長楽寺。その奥の墓地に眠っているのが忠臣蔵ゆかりの赤穂藩医・寺井玄渓。円山公園の近くで町医者を開きながら内蔵助らを支えました。
智積院は真言宗智山派の総本山です。
金堂へ続く参道の横の道や鐘楼付近の紅葉が綺麗です。拝観料がかからないところでも充分紅葉が楽しめます。
真言宗泉涌寺派の総本山で、皇室との関わりが深く御寺とも呼ばれ、39の陵墓があります。 空海がここに草庵を結んだのが始まりで、後に月輪大師が造営するにあたり、清泉が涌いた事からこの名称となりました。 洛陽三十三観音霊場20番札所の楊貴妃観音があります。御座所の庭園は紅葉の穴場です。
境内にあるモミジの木が鮮やかに色づく雲龍院。京都・東山の奥座敷で凜とした空気と静寂の心地よい時間が楽しめます。
臨済宗東福寺派の大本山。東山の山麓に約7万坪の広大な寺域に25の塔頭寺院が点在する。 古くから紅葉の名所として知られ、通天橋から見渡す紅葉は息をのむ美しさ。約2000本のカエデが色づくと迫力のある光景に。
有名な東福寺の中の、穴場的な塔頭です。知る人ぞ知る花の名所でもあります。
ライトアップ:2024年11月16日(土)~11月30日(土)
森閑とした境内、数寄屋風の茅葺の門、三尊石が配置された庭園などが見所です。紅葉に彩られた境内は自由拝観できます。
法然上人の弟子、住蓮と安楽が草庵を結んだのが起源で、後鳥羽上皇の怒りに触れ、住蓮と安楽は斬首された。法然が2人の供養のため寺を建立されました。
石段につもる真紅の葉が美しい。
毘沙門天は招福、勝負、鬼門を守護する神様。忠臣蔵ゆかりの義士まつりが開催される場所でもあり、四十七士の木像は忠臣蔵ファン生唾モノのお宝です。
参道を覆うように枝垂れるモミジや池のほとりの紅葉が美しい。