蝋梅
名前には梅という字が入っていますが、梅ではありません。 蝋細工のような梅に似た花から名づけられたそうです。 とてもよい香りがします。
梅をこよなく愛した菅原道真を祀る神社は、京都きっての梅の名所。蝋梅は1月に入ると咲き始めます。花の少ない季節に咲く、うれしい花です。とてもよい香りがします。
梅宮大社では、冬のこの時期は蝋梅が咲きます。寒紅梅、丹紅、道知辺、などが早咲きは年末から咲き始め、梅の見頃は2月中旬より3月中旬です。
北西部に位置する近衞邸跡のそばに蝋梅が植えられています。出水の小川や宗像神社北側にもソシンロウバイが植えられています。黄色の艶やかな花が咲き始めると、早春の訪れを感じます。
1月中旬頃から咲き出すものや、3月中旬頃から咲き出すものなどがあります。桜とちがって、咲き方も散り方もゆっくりなので、長く楽しめます。 春の花と言えば桜、という印象が強いですが、平安時代初期までは、桜より梅の方が広く認知されていたようです。 甘く爽やかな、梅の香りを楽しみながら、京の春を感じませんか。
梅をこよなく愛した菅原道真を祀る神社は、京都きっての梅の名所です。50種約1,500本の梅が植えられていて、種類も花の色も豊富で、早咲きの梅は例年12月中旬頃からつぼみがふくらみ始め、2月上旬頃から早咲きの梅が咲き、3月いっぱい楽しめます。
梅花祭 2月25日
三光門前広場では「梅花祭野点大茶湯」が催されます。豊臣秀吉が北野大茶湯を催した故事にちなみ、上七軒の芸妓さんたちの奉仕により、梅の盛りを迎えた境内で華やかな野点が行われます。
「しだれ梅と椿まつり」が開催されるころはしだれ梅が見頃になり、梅が降り注ぐように咲き乱れます。 梅の花がこれほどまで華やかに咲くところは他にはなく、150本のしだれ梅が咲き乱れます。
「しだれ梅と椿まつり」2024年2月18日(日)~3月22日(金)
枝垂れ梅のある「春の山」は、咲き始め、満開、散り始めといろいろな姿を見せてくれます。椿は春の山から平安の庭にかけて300本が次々に花開きます。12月から3月の末まで色とりどりの椿が咲きます。
梅宮大社では、極早咲の冬至梅は12月末から咲き始め、寒紅梅、丹紅、道知辺などが早咲きで、約35種、550本の梅が植えられています。
遅咲は3月下旬山桜と共に咲きます。変わった種としては、1本で紅白を咲き分ける「想いのまま」、「金枝梅」(枝が金色です)があります。
3月第1日曜日に「産む」にちなみ、子宝・安産を祈願する「梅・産(うめ・うめ)祭」。神酒及び神苑の梅よりでつくった梅ジュースを午前9時半より無料接待があります。
蛤御門の南側、200本近くの花の咲揃いは見事です。 梅林の北には桃林があり、3月中旬には梅と桃の競演も楽しめます。
本丸御殿の南西にある梅苑には約100本の梅が植えられています。
品種は紅梅・白梅・桃色梅・1本の木に紅白の花を咲き分ける源平咲き分け、シダレウメなどがあります。
小野梅園には「はねずの梅」を中心に約230本が植えられています。「はねず」とは薄紅色のことで、3月末には「はねず踊りと今様」が行われ、小野小町と深草少将の恋を美しいはねず衣裳と菅笠を身に着けた少女達が踊りを披露します。
はねず踊りと今様:3月最終日曜日
馬酔木
馬が食べると酔って足がなえることから「足癈(あしじひ)」と呼ばれ、しだいに変化して「あせび」となったそうです。壷形の小さな花をいっぱい咲かせます。
法金剛院には白と、うす紅色の馬酔木が咲いています。花はかわいらしいスズランのような形です。
本堂の左横に30本ほどの馬酔木が植わっています。白い花と赤い花がきれいです。