京都五山の一位として栄えた名刹です。度々の火災により創建当時の壮大な面影は留めておらず、現在の諸堂は明治になって再建されました。
方丈には藤原時代の釈迦如来坐像が安置され、多宝殿は吉野朝の紫宸殿を模して建てられました。
方丈裏の庭園(史跡・特別名勝)は往時の面影を今に伝えています。曹源池庭園は嵐山、亀山を背景とした池泉回遊式庭園で、貴族文化の伝統と禅好みの手法が溶け合い、四季折々の美しさを見せます。
平成9年(1997年)加山又造画伯によって法堂(特別拝観)の天井に「雲龍図」が描かれました。