太閤豊臣秀吉が贅を尽くして「醍醐の花見」を、醍醐寺で行なったことにより「花の醍醐」といわれるように、醍醐寺は桜の花で有名です。
河津桜をかわきりに、しだれ、ソメイヨシノ、山桜、八重ザクラ、そして、三宝院の大紅しだれと金堂わきに大山桜が咲き終わるまで約3週間、醍醐寺では様々な桜が咲き誇ります。
室町の庭と桃山の庭の紅枝垂桜が華やかに神苑を彩ります。
茶室・楽水軒からの眺めは格別なので、お抹茶をいただきつつ、お花見を楽しんでください。
境内には多種多様の桜があります。
樹齢100年を超す八重紅しだれ桜「不二桜」や河津桜、ソメイヨシノが五重の塔を華やかに演出します。
中央にかかる太鼓橋・通称「恋の架け橋」の上に立てば、ソメイヨシノやしだれ桜などの多彩な桜を真近に見ることができます。
黄緑色の桜が咲く、鬱金桜(ウコンサクラ)が有名です。
長建寺は、京都で唯一弁財天を本尊とするお寺です。長建寺のある中書島には、かつて遊郭があり芸事などにご利益のある弁財天に参拝する遊女達が多かったそうです。こうしたことから「島の弁天さん」と呼ばれています。
京都で一番早く咲くといわれるしだれ桜をはじめ、陽光、ソメイヨシノが咲きます。
墨染寺(ぼくせんじ)はその名の通り墨染桜(すみぞめざくら)で知られています。 喪に服すように薄墨色の花を咲かせたと伝わっています。現在は小さな4代目です。
狭い境内は桜が10本ほどですが、密度濃く咲くのでピーク時は見事です。
宇治川さくらまつりは宇治川両岸の道路に約200個の観光提灯が灯り(夜間点灯は鵜飼が終わるまで)、しだれ桜のライトアップ、花見舟の運航や茶席などの多彩な催しや、しだれ桜周辺に宇治の名産品などを扱う店が集う「炭山陶器まつり」も同時に開催されます。
山上の境内には、約200本の山桜や染井吉野が植えられていて、男山全体では約2000本もの桜が咲き誇り、山全体がうっすらとピンク色に染まります。