夢窓疎石作庭の曹源池庭園は嵐山、亀山を借景にした池泉回遊式の名庭です。世界文化遺産にも登録されています。
しだれ桜・そめいよしの・八重桜・山桜など200本あまりが境内を華やかに彩ります。なかでも、多宝殿の前のしだれ桜はみごとです。
- しだれ桜・そめいよしの・八重桜・山桜など200本
- 右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
- JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」徒歩10分/京福「嵐山」駅下車前
- 天龍寺公式サイト
釈迦如来と阿弥陀如来の2体を本尊としたことから、二尊院を名づけられました。
紅葉の名所で有名ですが、春もまた美しい。「紅葉の馬場」を呼ばれる参道は総門から本堂まで桜並木が続きます。ソメイヨシノやしだれ桜、二尊院普賢象桜も必見です。
- しのやしだれ桜、二尊院普賢象桜
- 右京区嵯峨二尊院門前長神町27
- JR「嵯峨嵐山」徒歩約15分・ 市バス嵯峨釈迦堂前徒歩約10分
- 二尊院公式サイト
桂川に架かる渡月橋と嵐山の雄大な自然は春も秋も風光明媚な場所です。嵐山一帯では5000本以上の桜が咲き誇ります。
中ノ島公園はしだれ桜やソメイヨシノが見事です。ピンクの濃淡で彩られた周囲の山々とあいまって、春爛漫の景色が見ごたえがあります。
通称は嵯峨釈迦堂 (さがしゃかどう) 。 紅葉でも有名ですが、桜もまた風流です。
仁王門や多宝塔まわりのソメイヨシノや一切経蔵の隣ではしだれ桜が花を添えます。
- ソメイヨシノ・しだれ桜・紅しだれ桜
- 右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
- 市バス・京都バス 嵯峨釈迦堂前
- 清凉寺公式サイト
真言宗大覚寺派の大本山で、もとは嵯峨天皇の離宮として建立されました。正式名称は旧嵯峨御所大本山大覚寺です。
東側には、周囲約1kmの大沢池があり、月見の名所として有名です。
ソメイヨシノや山桜が池を取り囲むように咲き乱れる。水面に映る桜も美しく、唐門前のしだれ桜も雅な景色を醸し出す。
- ソメイヨシノ、山桜
- 右京区嵯峨大沢町4
- 京都バス28「大覚寺」
- 大覚寺公式サイト
石庭のそばで枝垂れ桜が優雅に咲く龍安寺。
石庭が有名ですが、広い境内はかなり見ごたえがあり、 約400本の桜を楽しめます。
鏡容池の周りにもしだれ桜やソメイヨシノが咲き優雅な庭を彩ります。
- ソメイヨシノ、枝垂れ桜、山桜、八重桜など
- 右京区龍安寺御陵下町
- 市バス50「立命館大学前」59「龍安寺前」
- 龍安寺公式サイト
仁和寺は「御室御所」とも呼ばれ、皇室とゆかりの深いお寺です。
約500本の桜が咲く名所です。中でも有名な桜は「御室桜」で約200本の御室桜の林があります。御室桜は背丈が低く、根元近くから枝を伸ばし、地面ギリギリまで花を咲かせるのが特徴です。開花も遅く、京都の桜の季節の締めくくりにふさわしい名所です。
- 御室桜
- 右京区御室大内33
- 市バス26「御室仁和寺」
- 仁和寺公式サイト
退蔵院は如拙筆の国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」や 狩野元信作庭の枯山水庭園「元信の庭」を有する寺院です。
昭和の名庭「余香苑(よこうえん)」内には3本の紅しだれ桜が植わっており、 毎年見頃を迎える4/10頃には濃いピンク色の花が枝いっぱいに咲き乱れ、 訪れる人々を魅了します。
- 紅しだれ
- 右京区花園木辻北町1の5
- JR嵯峨野線「花園」駅下車徒歩8分・ 市バス・京都バス「妙心寺」
- 退蔵院公式サイト
四季を通じて美しい花を見せる花の寺として知られていますが、特に春の待賢門院桜と夏の蓮に人気があります。
池泉回遊式の庭園には、このお寺を建立した鳥羽上皇の中宮、待賢門院にちなんだ、紅しだれ桜の一種である「待賢門院桜」が咲きます。
- 待賢門院桜
- 右京区花園扇野町49
- JR 花園下車 徒歩約5分
- 法金剛院公式サイト
商売、学問の神で、参詣者は祈念神石を持ち帰り、祈願成就のとき倍にして返す習わしがある。
境内に芸能神社があり、芸能人の信仰も厚い。
河津桜が3月上旬に見頃になり、4月下旬に見頃となる香りを漂わせる匂い桜まで15種類もの桜がリレーのように咲き続けます。
- 河津桜
- 右京区嵯峨朝日町
- 京福電車 車折神社下車 徒歩約1分
- 車折神社公式サイト
603年(推古天皇11年)秦河勝が聖徳太子から賜った仏像を本尊として建立した京都最古の寺です。
桜は3月下旬に見ごろを迎える山桜、4月上旬に満開になるソメイヨシノがあります。
- 山桜・ソメイヨシノ
- 右京区太秦蜂岡町32
- JR 太秦下車 徒歩約13分
平安時代の歌人、在原業平が晩年を過ごした寺として知られる。「なりひら寺」とも呼ばれます。
庭の中央に樹齢200年のしだれ桜「なりひら桜」があり、薄紅色の花が庭全体を覆い尽くします。
- なりひら桜
- 西京区大原野小塩町481
- 阪急バス66(JR・向日町駅発)小塩下車徒歩3分
ソメイヨシノを中心に約100本の桜が境内を埋め尽くす4月。
花の寺の別名で親しまれる勝持寺は、平安時代の歌人、西行がこの寺で庵を結び、1株の桜を植えたそうです。「西行桜」と呼ばれるその桜は今も大切に植え継がれています。西行は桜の歌を数多く残したことで知られます。
- ソメイヨシノ
- 京都市西京区大原野南春日町1194
- 阪急バス65(JR・向日町駅発)南春日町から徒歩20分
- 勝持寺公式サイト
徳川綱吉の生母・桂昌院の帰依を受けて、徳川家代々の祈願所となりました。
隣の、勝持寺とともに花の名所を言われ、多彩な種類の桜が次々と見ごろを迎えます。中でも濃い薄紫色のしだれ桜や八重桜は見事で、趣向を凝らした庭園も素晴らしい。
- しだれ桜、八重桜
- 西京区大原野南春日町1102
- 阪急バス65(JR・向日町駅発)南春日町から徒歩7分
- 正法寺公式サイト
応仁の乱でほとんどを焼失したが、江戸時代、徳川綱吉の生母・桂昌院によって現在の堂塔が再建された善峯寺。
春の境内はしだれ桜やソメイヨシノ、山桜が咲き華やかになります。
ひと際目を引くのは、桂昌院お手植えのしだれ桜で、樹齢300年を超えた今でも圧倒的な存在感を放っています。めずらしい桜と楓の合体木だそうです。
- しだれ桜やソメイヨシノ、山桜
- 西京区大原野小塩町1372
- 阪急バス66(JR向日町駅発)善峯寺から徒歩8分
- 善峯寺公式サイト
四季折々の花が美しい神社で春の参道は桜で満ち溢れます。
注目は一重の白い花がびっしりと密集して咲く珍しい「千眼桜」です。
樹齢70年のしだれ桜で開花すると3日ほどで散ってしまい幻の桜と言われています。
参道ではソメイヨシノなどの桜並木が楽しめます。
- 千眼桜・ソメイヨシノ
- 西京区大原野南春日町1152
- 阪急バス65(JR向日町駅発)南春日町から徒歩8分
- 大原野神社公式サイト