役行者山

役行者山

ご神体は、役行者(中央)・一言主神(赤熊)・葛城神(女体)。役行者が一言主神を使って葛城山と大峰山の間に石橋を懸けた伝承に由来。巡行前日16日に昼から護摩焚きが行われる。
正面の洞に役行者が角帽子、掛絡、経巻、錫杖を持って座し、葛城神は女体で手に宝輪をのせた輪台を持ち、一言主神は鬼形で赤熊をかぶり手に斧を持っている。
装飾
水引は綴織の名手とうたわれた西山勘七作の唐子遊図、前掛は牡丹胡蝶図と雲龍文との三枚継ぎの綴錦、胴掛は雲龍波涛文の綴錦、
見送は二種あり、袋中上人請来と伝える朝鮮軍旗竜文のものを2枚合わせて縁を赤地古金襴(安楽庵裂)で縁どったものと他は中国明時代の官工場で織られた金地唐美人園遊図の綴錦で、二つを1年交替に用いている。
山担ぎ手の法被は、平成13年(2001)に復元新調されている。 

  • 住所:中京区室町通三条上る役行者町
  • ご利益:疫病除け、交通安全
  • 山の重さ:0.84トン(巡行時。人、懸想品含む)
宵山
山鉾巡行