鉾頭には金色の菊花。鉾名は、町内の菊水井戸にちなんで付けられた。昭和27年に再興され、胴懸・水引などの装飾品は昭和の芸術家の作品で多く飾られている。
装飾
胴掛は皆川月華作・獅子・麒麟・太陽と飛鶴の図、見送は孔雀の図、両横水引は山鹿清華作鳳と彎図、皆川泰蔵作京都名所の図、天井は三輪晁勢の日月瑞雲図、餝金具は小林尚珉の製作による。
また、三輪晁勢作の上水引、皆川月華作の下水引があらたに完成をみるなど、京都の作家によって年々充実され「昭和の鉾」の偉容を示している。
2013年:前掛が新調された。大黒天と唐子、えびす神をイメージする船と釣りざお、タイなどを図柄として、青金と赤金をふんだんに用いている。縦2.57メートル、横2.63メートルのつづれ織り。
- 住所:中京区室町通四条上る菊水鉾町
- ご利益(お守り等):不老長寿
- 鉾に登るには:拝観券付きのちまきを購入
- 鉾の重さ:10.31トン(巡行時。人、懸想品含む)7.22トン(山鉾装飾のみの重量)
※山鉾で5番目の重さ