少年時代の聖徳太子がご神体。聖徳太子が大阪四天王寺建立にあたり、自ら山中に入って良材を求めたという所伝にもとづき、他の山がいずれも松を立てているのに対してこの山のみは真木に杉を立て、その樹に小さな如意輪観音像を奉載している。太子は少年像で右手に斧、左手に衵扇を持つ。
装飾
前掛は緋羅沙地に阿房宮の刺繍、胴掛は金地花鳥文のインド刺繍、見送は紺地竜文の綴錦のものが用いられている。
角金物には立派な飛龍が飾られ、水引には黒の房付き網目のものが用いられ胴掛とともにエキゾチックな気分を加えている。
宵山には聖徳太子にちなんで知恵がさずかるという「杉の守り」「知恵のお守り」が授与される。
- 住所:下京区油小路通仏光寺下る太子山町
- ご利益:知恵
- 山の重さ:0.59トン(巡行時。人、懸想品含む)