一条戻橋の河津桜が咲き始めました

一条戻橋のたもとの河津桜が咲き始めました。
早咲きの河津桜は少し濃いピンク色の大きな花です。

一条戻橋は、平安時代に漢学者・三善清行(みよしのきよゆき)の葬列が橋にさしかかった際、
清行が一時蘇生した事から、「戻橋」と呼ばれるようになったそうです。
もとは土御門橋と呼ばれていたそうです。

他にも、源頼光の四天王の一人として知られる武将、渡辺綱(わたなべのつな)は一条戻橋の上で、
愛宕山の鬼女が化けた扇折小百合に会ったが水面に映った影で鬼女だと知り鬼女の片腕を刀で切り落としたという伝説も。
陰陽師・安倍晴明が式神を隠しておいた場所でもあったそうです。
晴明神社には、実際に戻橋で使われていた欄干の親柱を使用し、昔の風情を再現した「旧・一條戻橋」を見ることが出来ます。